子育て中は、料理や片付け、洗濯などの家事に加えて、子どもの着替えや送り迎え、遊び相手など、何かと忙しいものです。
共働きの家庭では、限られた時間の中で家事をこなすために、できるだけ負担を減らしたいと考える方も多いでしょう。
新築で家を建てるなら、キッチンの設備だけでなく、家事動線や収納、子どもの見守りやすさまで考えておくことが大切です。
今回は、子育て世帯が使いやすいキッチンをつくるための5つの工夫を紹介します。
1.キッチンと水回りをつなげて家事を効率化する

家事の負担を減らすには、キッチンを中心に、洗面室やランドリールームなどの水回りとのつながりを考えることがポイントです。
料理や洗濯を同時に進めやすい動線をつくることで、家事の移動を減らせます。
洗面室・ランドリールームとのつながり
キッチンと洗面室を近くに配置すると、家事の切り替えがしやすくなります。
洗面室・ランドリールーム・キッチンを近くにまとめることで、洗う・干す・しまうといった洗濯の流れと、料理や片付けの動線を短くできます。
子どもの着替えや入浴の準備など、育児に関わる動作も含めて動線を考えると、忙しい時間帯の移動を減らせます。
料理と洗濯を同時進行しやすい間取り
子育て中は、料理をしながら洗濯物を干したり、洗濯機を回している間に食事の準備をしたりする場面も少なくありません。
そのため、キッチンから洗面室やランドリールームまでの距離を短くしたり、回遊できる動線を取り入れたりすると、家事を同時進行しやすくなります。
家事動線を考えるときは、「家族がどのように動くか」をイメージすることがポイントです。
2.子どもを見守れるキッチンにする

子どもが小さいうちは、リビングで遊んでいる姿を見守りながら料理をしたり、少し大きくなれば宿題をしている様子を確認したりする場面があります。
そのため、家事をしながら子どもの様子を確認できる間取りを考えておくことがポイントです。
リビング・ダイニングを見渡せる対面キッチン
対面キッチンなら、調理をしながらリビングやダイニングを見渡しやすくなります。
子どもがリビングで遊んでいる様子を確認しやすく、食事の準備をしながら「もうすぐご飯だよ」と声をかけることもできます。
また、家族がダイニングで食事をしているときにも会話に参加しやすいため、キッチンに立っている人だけが家族の輪から離れてしまうことも防げます。
スタディスペースの配置
子どもが小学生になると、キッチンで料理をしている近くで宿題をする「リビング学習」を取り入れる家庭もあります。
そこで、キッチンから見える位置にスタディスペースを設けるのも一つの方法です。
料理をしながら子どもが宿題をしている様子を確認したり、分からないところを質問されたときにすぐ対応したりできます。
ただし、スタディスペースをキッチンに近づけすぎると、調理中の音やにおいが気になる場合もあります。視線が届くことと、子どもが集中できる環境の両方を考えて配置することが大切です。
家事をしながら親子で会話できる工夫
キッチンを「家事をする場所」と考えるのではなく、家族が自然に集まる場所として考えることもできます。
例えば、キッチンとダイニングを近づければ、食事の準備をしながら子どもと会話しやすくなります。
子どもが成長すると、学校であったことを話したり、翌日の予定を確認したりする時間も増えていきます。
家事をしながらでも家族とコミュニケーションを取りやすい間取りは、子育て世帯にとって大きなメリットです。
3.使う場所の近くに収納をつくる

キッチン収納は、収納量だけでなく「どこに何を置くか」まで考えることが重要です。
たくさん収納できても、必要なものを取り出すために何度も移動したり、奥にしまったものが取り出しにくかったりすると、かえって家事の負担になります。
調理器具・食器・調味料の収納位置
調理器具はコンロや作業台の近く、調味料は調理中に手が届きやすい場所、食器は配膳しやすい場所というように、使用する場所に合わせて収納を配置しましょう。
例えば、コンロの近くにフライパンや鍋を収納しておけば、調理のたびにキッチンを移動する必要がありません。
食器についても、ダイニング側から取り出しやすい場所に収納すれば、配膳や片付けを家族に任せやすくなります。
家族みんなが片付けやすい収納計画
子育て世帯では、キッチンを使うのが一人とは限りません。
パートナーが料理をしたり、子どもが食器を運んだりするため、家族みんなが収納場所を把握しやすい計画にしておくことがポイントです。
収納場所が分かれば、「どこに片付ければいいかわからない」という状態を防げます。家族が自然に片付けに参加できる環境をつくることで、家事を一人に集中させにくくなります。
子どもが成長したときには、食器を運ぶ、食洗機に入れる、コップを片付けるなど、できる家事も増えていきます。
将来の家族の変化も考えながら、みんなが使いやすい収納を計画しておきましょう。
4.パントリーで買い物と片付けをラクにする

食品や飲料、日用品などをまとめて収納できるパントリーも、子育て世帯に取り入れたいスペースです。
子どもがいる家庭では、飲料やお菓子、レトルト食品、調味料など、ストックしておきたいものが増えやすくなります。
キッチンの収納だけでは収まりきらないものをパントリーにまとめることで、キッチンをすっきり整理できます。
食品・飲料・日用品をまとめて収納
パントリーには、食品だけでなく、飲料やキッチンペーパー、洗剤などのストックも収納できます。
買い置きしたものを一か所にまとめておけば、必要なものをすぐに取り出すことができ、在庫の把握もしやすくなります。
ただし、何でも詰め込むのではなく、食品・飲料・日用品などの収納場所をカテゴリーごとに決めておくと、家族も迷わずに使えます。
買い物後すぐに片付けられる動線
パントリーは「どこにつくるか」が重要です。
玄関からパントリー、キッチンへつながる動線なら、買い物から帰ってきた後、購入したものをすぐに収納できます。
特に、米や飲料などの重いものは、運ぶ距離が短いだけでも負担を減らせます。
より使いやすいキッチンにするには「買い物から収納するまで」の流れまで考えると良いでしょう。
在庫を管理しやすい棚の奥行きや配置
パントリーは大きければ使いやすいとは限りません。
棚の奥行きが深すぎると、奥にあるものが見えにくくなり、在庫を把握しづらくなります。
同じ食品を買い足してしまうこともあるため、収納するものに合わせて棚の奥行きを考えることが大切です。
手前から収納しているものを確認しやすい配置にしたり、可動棚を採用したりすると、収納するものが変わっても調整しやすくなります。
5.便利な設備で家事時間を減らす

家事の負担を減らすには間取りだけでなく、キッチン設備の選び方も重要です。
毎日使う設備だからこそ、「便利そう」という理由だけで決めるのではなく、どの家事の負担を減らしたいのかを考えましょう。
そのうえで、家族の人数や生活スタイルに合った設備を選ぶことがポイントです。
深型の食器洗い乾燥機
食器洗いの負担を減らしたい家庭では、深型の食器洗い乾燥機が選択肢になります。
食後の食器をまとめて洗浄・乾燥できれば、手洗いや拭き上げにかかる時間を減らせます。
特に子どもが成長すると、食器や調理器具が増えるため、家族の人数や普段使う食器の量を考えて容量を選びましょう。
タッチレス水栓
手をかざすだけで水を出したり止めたりできるタッチレス水栓も、調理中の動作を減らせる設備の一つです。
調理中に手が汚れているときでも水を操作しやすく、レバーなどに汚れが付きにくい点もメリットです。
お手入れしやすいレンジフードやIH
キッチンは毎日使うからこそ、調理後のお手入れのしやすさも確認しておきたいポイントです。
お手入れしやすいレンジフードやIHクッキングヒーターなどを選べば、掃除の負担を軽減できます。
設備を比較するときは、機能の多さだけでなく、フィルターや天板など、普段どのようなお手入れが必要なのかまで確認しておくと安心です。
家事と育児をラクにするキッチンは、間取りから考える
新築で子育てしやすいキッチンをつくるなら、間取りや収納、設備まで一体的に考えることが大切です。
キッチンから洗面室・ランドリールームへの動線、玄関からパントリー、キッチンにつながる動線などを考えると良いでしょう。
収納についても、使う場所の近くに必要なものを配置し、家族みんなが片付けやすい仕組みにしておくことで、家事を一人に集中させにくくなります。
家族の暮らし方に合わせて動線・収納・設備を組み合わせることで、忙しいママ・パパを支え、家族みんなが使いやすい子育てキッチンを実現しやすくなります。
モデルハウスでは、キッチンに立って家事動線を確認したり、収納の広さや配置を見たり、設備の使い勝手を体感したりできます。
「子どもを見守りながら料理できる?」「家族で家事を分担しやすい?」「収納はどのくらい必要?」など、実際の暮らしをイメージしながら確認してみてください。
子育てしやすい家づくりをお考えの方は、ぜひモデルハウスへ。間取りやキッチンについてのご相談も、お気軽にお問い合わせください。