家づくりを考え始めるきっかけは人それぞれ。
「子どもが産まれて今の家が手狭に感じた」「保育園・幼稚園の入園を前に通いやすい場所に住みたい」「小学校の学区をどうするか考え始めた」など、子どもの成長をきっかけに住宅購入を考えるご家庭は少なくありません。
しかし実際には、「今はまだ早いかな?」「子どもがもう少し大きくなってから?」など、いつ家を建てるのがベストなかの判断は難しいものです。
そこで今回は、子どもの年齢やライフイベントに合わせた、「家づくりの自由度が高い時期」から「教育環境を重視する時期」、そして「子どもがある程度成長した時期」まで、それぞれのメリット・注意点・動き出しの目安を解説します。
家づくりの自由度が高い時期のメリットと注意点

子どもが未就学児の時期は、保育園・幼稚園の段階で学区をあまり気にせず、住まいエリアの選択肢を広く持てるタイミングです。子育て中心の間取り・動線をゼロから設計しやすく、二人目・三人目の出産を見据えた家づくりを検討するご家庭も多いです。
また、建築・ローン返済の視点でも、子どもがまだ小さいうちに住宅購入をしておくと、返済期間を長く取れて、子どもが大きくなる前に住環境を整えられるというメリットがあります。
一方で、将来の子どもの成長・ライフスタイル変化を見据えて設計しないと、「部屋が足りない」「動線が不便」という後悔につながりやすいため注意が必要です。
動き出しの目安とポイント
- 子どもが未就学児頃。
- 入園・出産・育休復帰の1〜2年前に準備開始する。
- 目標入居時期を決めて、資金計画・土地探し・建築スケジュールを逆算する。
教育環境を重視する時期のメリットと注意点

小学校入学前の時期は、学区や通学環境を考えた住まい選びができるタイミングです。また、入学前に引っ越しをしておくことで、子どもの生活リズムが安定しやすく、友達づくりや地域のつながりを早く築くことができます。さらに、家族の生活パターンが見えてくる時期でもあり、間取りの優先順位を決めやすいです。
注意点としては、学区を重視すると土地・物件の選択肢が狭まる可能性もあるため、早めの検討が大切です。
また、教育費がかかり始める時期なので、ローン計画とのバランスも考えましょう。
動き出しの目安とポイント
- 子どもが年中〜年長頃。
- 土地探しや住宅会社の相談をスタートする。
- 入学の半年前〜1年前には引っ越し完了を目指す。
子どもがある程度成長した時期のメリットと注意点

子どもが中学生・高校生になると、部活・塾・通学距離などによって、住まいに求める条件が変化します。また、親自身のキャリアや老後を見据えたローンや住み替えを意識する時期で、 次のステージ向けの住まい選びができるタイミングです。子どもの意見を取り入れた間取り検討や、将来の可変性を意識した家づくりを意識しましょう。
注意点としては、中学・高校生になると、部活や塾で忙しく転校や引っ越しが難しいため、それを踏まえしっかりと計画しておきましょう。
また、子どもの独立後には「部屋が余る」「掃除が大変」など後悔しないように、将来的な使い方を考えておくことも必要です。
動き出しの目安とポイント
- 子どもが中学生〜高校生の頃。
- 教育費の見通しが立ったタイミングに計画をスタートする。
- 親の定年や老後も見据えて、ローン完済を65歳前後に設定できる計画を立てる。
ライフイベントを見据え、我が家にとってベストな家づくりを計画しよう
住宅購入に“正解のタイミング”はありません。しかし、子供の年齢やライフイベントを目安に考えると、住宅購入時期の判断軸が見えてきます。
子どもが小さいうちは自由度を活かした家づくりを、学齢期には教育環境を重視した家づくりを、成長後は将来設計を意識した家づくりを。それぞれの時期のメリットや注意点を踏まえ、大切にしたいポイントを整理することで、我が家にとってベストな家づくりを見つけていきましょう。
私たちアイフルホーム大阪大東店では、常時「家づくり相談会」を開催しております。
家づくりを検討し始めたら、まずはぜひお気軽にご相談ください。